日本の大学や研究機関では日々最先端の基礎研究が行われていますが、アカデミアの基礎研究で生まれた技術シーズの社会実装が十分に達成できているとは言えず、日本の産業の国際競争力低下の一因とも言われています。そんな中、基礎研究で生まれた技術シーズの 美容分野への応用は特に少ない状況です。一方で、中国やアセアン諸国において、経済発展と伴い化粧品市場が急激に成長しているなか、多くのローカル化粧品ブランドの研究開発能力が追いつかず、他社と差別化できる技術を求めています。 私自身は東京大学農学部を卒業した後、東京大学薬学系研究科で修士号及び博士号を取得し、グローバル大手化粧品企業で長年勤務した経験から、この問題点に着眼し、「アカデミアと産業界をブリッジする」、そして「日本とアジアをブリッジする」ことを志し、BioBeaute社を創業しました。

今後、BioBeaute はアカデミアで発見された新しい有効成分や処方技術を掘り起こし、自社の市場洞察力、研究開発力及びアジアのビジネスネットワークを活かし、国内外の化粧品ブランドや美容用品メーカーなどに販売していくことにより、日本のアカデミア発シーズの商業化に貢献していきたいと考えています。